角質を食べてくれる不思議な魚、ドクターフィッシュ。お魚に食べられるのはどうも、という方には、とっておきの方法があります。
お気に入りに追加
竹原 和彦

アトピー性皮膚炎診療100のポイント―治療ガイドラインに基づく標準治療のために

アトピー性皮膚炎診療100のポイント―治療ガイドラインに基づく標準治療のために

人気ランキング : 6147位
定価 : ¥ 3,990
販売元 : 南江堂
発売日 : 2002-06

価格 商品名
¥ 3,990 アトピー性皮膚炎診療100のポイント―治療ガイドラインに基づく標準治療のために
レベルアップできる(ような気がする)

チクリとした内容のコラムは読んでいて面白いです。
どの程度の症状でどの程度のステロイドの強さが適切なのか、どのように管理すれば良いのか、どのようなアドバイスを患者さんにすれば良いか、小児科医として知りたいことがより具体的に記載されています。
ガイドラインを皮膚科以外の医師が読んで理解するのは難しいですが、わかりやすく事例をまじえて説明しています。
皮膚症状を文章でうまく表現できない私はカルテの体の図に軟膏の使い分けを記入していましたが、筆者も類似した事を勧めており読んでいて嬉しくなりました。
今までベリーストロング以上はほとんど使用していませんでしたが、少し使いかたを身に着けられたと思います。

治療の問題点が明らかに

 我が国の皮膚科の中心的な存在である日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎のとらえ方や治療についての考え方が非常によく分かる。医師が患者に対していかに接し,いかに治療を行うかが詳細に記されている。
 しかし残念なことは,「治療のゴールが皮膚の炎症の制御」であるとされていることや,「ステロイドの使用が時にはアトピー性皮膚炎の悪化を招くこと」が否定されていることなどである。
 ステロイド使用者のすべてが重症化するものではないが,免疫学的に見てステロイドの使用がアトピー性皮膚炎を悪化させるとする意見もある。さらに広い視点でアトピー性皮膚炎の治療が論述されているとさらに良い。
 
 

明瞭な論調だが・・・

ステロイド外用剤を中心とした皮膚科の標準治療でアトピー性皮膚炎を
きちんと直す(治癒すると著者は言う)という書。
個々の皮疹の重症度の的確な診断と適切な強度のステロイド剤の選択、適切な外用法の実地指導、などなど、個々の項目は極めて当然のことばかりである。適切な診断と必要十分の治療。医学の基本ではないか。
これでなおるなら何でアトピー性皮膚炎はここまで難病になったのだと思わせられる。筆者もそう述べ、本邦においてここまで状況をこじらせたことに(種々のアトピービジネス、某ニュースキャスター、そして我々小児科医)怒りを表明している。
この書において特筆されるべきは個々のポイントで筆者が述べる診断と治療の詳しさである。その具体性には圧倒される。ステロイド外!用剤の選択にしても顔なら頬と前額部が別に書いてあるほどだ。圧倒的な詳細さがそのまま説得力を生む基盤となっている。
この書の難を挙げれば、著者が随所で引用する日本皮膚科学会のガイドラインを、著者は客観的な指針としてバイブル的に扱っているが、しかし著者は当の学会のアトピー問題担当の理事なのであるから、筆者自身の診療方針がこのガイドラインに影響していないわけはなかろうということだ。すこし客観性を装いすぎたような印象を持った。また、その引用に当たって二色刷を多用しているが、赤字で強調してある部分が(むろん筆者が独自に強調しているのだが)いささか恣意的に選ばれており、ガイドラインの主旨とは必ずしも一致してはいないのではないという気がした。
いずれにせよ、本書はアトピー性皮膚炎の診療に当たる医療関係者は必読である。賛否は読んでから各々考えるにせよ、一読する時間を割けないようならアトピーの診療から手を引くべし。少なくとも、
この本を読まぬうちに、すでに読了した患者さんが外来に来られたらとんでもない恥をかくこと必至である。

このページの情報は
2006年6月5日18時17分
時点のものです。

このページのトップに戻る
『ドクターフィッシュに頼らなくても大丈夫。アトピー・角質・美肌対策集。』はAmazon.co.jpのウェブサービスによって実現されています。
Copyright 2005 ドクターフィッシュに頼らなくても大丈夫。アトピー・角質・美肌対策集。 All rights reserved.